【高校生のための倫理】青年期の課題#3

エリクソンの心理社会発達理論

この理論は、思春期におけるアイデンティティ形成の重要性に焦点を当てています。エリクソンは人生を8つの段階に分け、それぞれに発達課題があります。最も重要な段階は思春期であり、この段階で人は自分のアイデンティティを確立しなければなりません。これは困難なプロセスであり、思春期は自分自身やなりたい自分を見つけるためにまだ試行錯誤している時期です。また、同世代やメディアの影響も受けるため、強いアイデンティティを確立することがさらに難しくなります。

3つの重要なポイント

  • 思春期は大きな変化と不確実性の時期です。思春期は、身体的にも精神的にも急速に変化し、高校に通い始めたり、キャリアを選んだり、親から独立したりするなど、多くの新しい課題に直面します。
  • アイデンティティ形成は、思春期における重要な発達課題です。思春期は、自分自身やなりたい自分を見つける必要があります。これは複雑なプロセスであり、思春期は家族、友人、同世代、メディアなど、さまざまな要因の影響を受けます。
  • 思春期には、さまざまな種類のアイデンティティ危機があります。一部の思春期は、性的アイデンティティ、人種的アイデンティティ、宗教的アイデンティティに苦しむかもしれません。他の人は、自分自身やなりたい自分について混乱しているだけかもしれません。

すべての思春期が同じようにアイデンティティ危機を経験するわけではないことに注意することが重要です。一部の思春期は、早い段階で強いアイデンティティを確立するかもしれませんが、他の人は、このプロセスに長年苦しむかもしれません。しかし、すべての思春期は最終的にアイデンティティ危機に直面し、自分自身やなりたい自分を見つける必要があります。

中年期

エリクソンの発達段階のひとつが中年期です。中年期は、およそ35歳から60歳までの期間にあたり、発達課題として「世代性」が挙げられています。これは、子育てをしたり、社会的な役割を果たしていくことが求められることを意味します。

この世代性の課題を達成できなかった場合、停滞やマンネリズムに陥ってしまうとエリクソンは述べています。つまり、子育てや社会的な役割を果たすことができず、人生が停滞してしまうということです。

中年期は、次の3つの側面から発達課題が求められます。

  1. 子育て:
    中年期は、多くの場合、子どもが独立していく時期です。そのため、親として子どもを適切に育て、自立させることが求められます。
  2. 社会的な役割:
    中年期は、社会的に重要な役割を果たすことが期待される時期です。例えば、仕事やボランティア活動などを通じて、社会に貢献することが求められます。
  3. 自己実現:
    中年期は、自分の人生を振り返り、自己実現を目指す時期でもあります。これまでの経験や知識を活かして、自分のやりたいことを実現することが求められます。

これらの発達課題を達成するためには、中年期の人々は、柔軟性や適応力が必要となります。また、自分自身と向き合い、人生の目標を明確にすることも大切です。

中年期は、人生の転換期であり、新たな挑戦や成長の機会が豊富にある時期です。これらの発達課題を適切に達成することで、充実した中年期を過ごすことができます。

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