
人生のステージが変わるとき
最近、私は自分の人生が新たなフェーズに入ったのを感じています。「獲得する」「頑張る」「挑戦する」といった言葉が中心だった日々から、「手放す」「諦める」「ほどほどに休む」といった価値観へと、ゆっくりと移り変わってきているのです。これは、人生を「圧縮」または「シュリンク」させているような感覚です。
予期せぬ早期の「定年マインド」
ふと思いました。この心境の変化は、多くの人が定年退職を迎える頃に自然と行き着くマインドなのではないかと。もしそうであれば、その時が来ても特に大きな悩みや執着を抱えることなく、変化を受け入れられるのかもしれません。
私は現在49歳。一般的な定年が65歳だとすれば、図らずも15年も早く、そのような心境の入り口に立ってしまったことになります。
先んじることの光と影
この早期の変化は、良い面もあれば、そうでない面も感じています。
周りの同世代の多くは、おそらくまだ「獲得する」「挑戦する」「頑張る」というステージの真っ只中にいるでしょう。本人の意思に関わらず、社会がそれを求める時期でもあります。
そんな中で自分だけが異なるフェーズにいることは、ある種の孤独感や、「この先どうなるのだろう」という漠然とした不安感にもつながります。まだ周囲が経験していない道を先に進んでいる感覚です。
幸福度は高い・・・けれど拭えない喪失感

「人生は幸せですか?」と聞かれれば、私は迷わず「はい、幸せです」と答えます。自己採点するなら、98.5点。とても高い点数です。
では、なぜ心の底からの充実感や、以前のような熱中した感覚が薄れているのでしょうか。
それはおそらく、目標に向かって「獲得する」「挑戦する」「頑張る」といった、かつての生き方や価値観が一段落したことによる喪失感なのだと思います。そして、その喪失感が、焦燥感、漠然とした不安、やりがいの希薄化、集中力の低下といった感情につながっているのでしょう。
ミッドライフクライシスを乗り越えるためにはまだまだ時間が掛かるとおもいます。

