40代「なぜ中年男性は突然『暮らし』に目覚めるのか?」
中年男性が、仕事の成果主義から、自身の習慣や「暮らし」を重視するようになる変化について、映画「PERFECT DAYS 」を題材に、箕輪厚介と宇野常寛が議論する動画です。Amazon.co.jp: PERFECT DAYS 通常版【2枚組】 [DVD] : 役所広司, 柄本時生, 中野有紗, アオイヤマダ, 麻生祐未: DVD
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宇野は、箕輪が以前のイメージ(オラオラ系、ビジネスマンに説教する)から、早朝活動やサウナなどの健康的な生活を送るようになっていることを認識し、箕輪の生活の変化を興味深く見ており、なぜこのような変化が起きたのか、その背景を探りたいと考えていました。
箕輪厚介の劇的な変化(中年の危機に至るまで)
- 以前:
成果至上主義で、結果を出すためには場所や習慣を気にせず、周りの感情も考慮していませんでした。23年11月〜12月頃、将来への不安や倦怠感を覚え熱狂できるものを探してスイスで格闘技を試すも、一時的な興奮で終わり、また年末に手帳にやりたいことを書き出すも、何も見つかりませんでした。
2024年1月: 「日常を理想的な習慣で送る」ことを決意。
- 新たな価値観:
- 理想的なルーティンと習慣で生活することを決意し朝の散歩、神社での瞑想、掃除などを実践。酒を飲まない反動で飲みすぎる、仕事の反動で遊びすぎる、といった極端な行動をやめました。
そして今度は逆に仕事の一つ一つを丁寧にこなし、打ち合わせ1分前に仕事の内容に気づくような雑な働き方をやめ成果よりも習慣を重視し、結果は二の次と考えるようになる。
- 理想的なルーティンと習慣で生活することを決意し朝の散歩、神社での瞑想、掃除などを実践。酒を飲まない反動で飲みすぎる、仕事の反動で遊びすぎる、といった極端な行動をやめました。
- 変化の結果:
- 精神的な安定を取り戻し、以前のうつ状態が解消され仕事、書籍、コンサルティング、YouTubeなど、全てが予想以上にうまく進むようになった。
「PERFECT DAYS」について:
映画『PERFECT DAYS』の解釈
- テーマ: 社会的な成功や家族形成ではなく、日々の生活の中に幸福を見出すこと。
- 丁寧な暮らし: 主人公の平山は、掃除、植物の手入れ、音楽、読書など、日々のルーティンを丁寧にこなしている。
- 外国人視点: ヨーロッパの監督が描く「日本」は、オリエンタリズムの側面もあるが、多くの日本人にも共感を得ている。
- 40代男性への共感: 特に東京に住む40代の男性に刺さる要素がある。
- 社会へのアンチテーゼ: 主人公の生き方は、現代の消費社会や成果主義的な価値観へのアンチテーゼとも解釈できる。
映画への批判と再解釈
- 映画は「金持ちの趣味の貧乏」という批判もある。
- 映画の精神は、お金や時間がない人でも取り入れられる。
- 映画の主人公は、仕事での自己実現ではなく、仕事そのものに誇りを持っている。
- 外部からの評価ではなく、自分の中での満足を重視している。
- 「金持ちの趣味の貧乏」批判:
- 映画の主人公の生活は、経済的に恵まれた人が、趣味で貧しい生活を体験しているように見えるという批判。
- 現代の日本社会の貧困問題への配慮が欠けているという批判。
- 映画を安易に模倣すると、現実の貧困を美化することにつながるという懸念。
- 批判の背景:
- ネット上での過剰な称賛や、批判をすることによる自己肯定感の充足。
- 有名人や流行しているものを批判することによる、ガス抜きやストレス解消。
- 再解釈:
- 主人公は、世俗的な欲望や承認欲求を完全に捨てているわけではなく、人間らしい一面も持ち合わせている。
- 主人公は、我慢して生きているのではなく、自分の喜びを追求して生きている。
- 映画は、安易に模倣するのではなく、自分自身の生き方を見つめ直すきっかけとして捉えるべき。
中年男性の変化の背景:
- 年齢による変化:
- 中年は以前のような勢いでの仕事が難しくなり、体力的な限界を感じ無理をすると体調を崩しやすく、回復にも時間がかかる。自分の肉体的な衰えを受け入れ、無理のない生活スタイルへと移行する必要性を感じる。
やっぱ頭が全回で動いてるのって3、4時間だからこの時間をどう確保して1番大事な 仕事にぶつけるかみたいな
宇野常寛
- 社会の変化:
- コロナ禍で、飲み会やイベントが減少し、自宅で過ごす時間が増え自分の時間を設計せざるを得なくなった。
- 成果主義的な働き方や、長時間労働に疑問を感じるようになりまたスタートアップブームが落ち着き、自分自身の価値観を見つめ直す時期になった。
- 「何々ではない」という否定的なアイデンティティから、「何々である」という肯定的なアイデンティティを求めるようになった。
- 家庭環境の変化:
- 子供の成長に伴い、家庭での役割や責任が増加。
- 以前は向き合ってこなかった家族との時間や関係性を大切にするようになる。
- 過去の自分との対峙:
- 学生時代のスクールカーストや、社会での成功体験を振り返り、自己批判的な視点を持つようになる。以前の傲慢な態度や価値観を反省し、他者への共感や謙虚さを求めるようになる。過剰な成功欲や承認欲求を捨て、自分自身の内なる満足を求めるようになってきた。
要はさあの平山あ・・・、平山さんだよね多分うんなんか名前・・・、ここさっきも散々言ってていきなり名前忘れた。老人性痴呆性が始まったんじゃないかと色々思われると思うんだけど平山さんだよね、あのさ平山さんが・・・

おじおじ
会話の途中で「ど忘れ」って中年の危機あるあるですよね。
まとめ:
中年男性が「暮らし」に目覚める背景には、年齢、時代、社会の変化など様々な要因がある。それは単なる現実逃避ではなく、自分自身の価値観を見つめ直し、より良い生き方を探求する過程である。
- 中年男性の「暮らし」への変化は、単なる流行や一時的なブームではなくこれは、社会の変化や個人の成長に伴う、必然的な変化である。この変化を理解し、言語化していくことは、現代社会における新たな価値観を生み出す上で重要である。
- このテーマには、大きなニーズがあり、編集やコンテンツ化することで多くの人の共感を得られる可能性がある。
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