40代のあなたへ。その「べき」を手放す時が来たのかもしれない

「俺、このままでいいんだっけ?」

毎日お疲れさまです。
がむしゃらに走り続けてきたけれど、ふと「俺、このままでいいんだっけ?」なんて、胸に手を当てる瞬間、ありませんか?

今回は、そんな想いを抱えるあなたに、僕自身の話を少しだけさせてください。

人生の経営戦略 自分の人生を自分で考えて生きるための戦略コンセプト20 [ 山口 周 ]

「頑張るべき」が正義だった、人生の前半戦

思い返せば、僕の社会人生活は「こうすべきだ」という明確な戦略で始まりました。

資格を取って、努力を重ねれば、ちゃんと評価されてステップアップできる。そんな分かりやすいゲームプランに、僕は夢中でした。そこは「MUST(すべきこと)」を全力でこなせる、最高の場所だと信じて疑わなかったんです。

この「べき論」は、僕にたくさんの成功と自信をくれました。
資格を取り、評価され、責任ある仕事を任される。失敗と成功を繰り返しながら、自分の市場価値という名の人的資本や社会的資本を磨き上げていく。

そんな「獲得」の連続が、ただただ楽しかった。人生の前半戦って、そういうものなのかもしれませんね。

突然、心のサイレンが鳴り響いた40代

でも、40歳を過ぎた頃から、何かが変わり始めました。
あれだけ頑丈だと思っていた「べき論」の城壁に、少しずつヒビが入り始めたんです。

そしてある日、心の奥底から「WANT(したいこと)」という本音が、まるで大波のように押し寄せてきました。

これまで多くのものを手に入れてきたはずなのに、ふと立ち止まってみると、どうでしょう。
体は若い頃のように言うことを聞かなくなり、必死で磨いたスキルの中には、今の自分にはもうしっくりこないものがある。

ああ、そうか。
人生は、獲得するだけじゃない。「手放す」フェーズに来たんだ。
そう直感的に悟った瞬間でした。

僕が目指す、人生の後半戦

だから今、僕が本気で目指しているのは、こんな生き方です。

「好きな仕事で、誰かの役に立つ。そして、ちゃんと自分の生活も成り立つ」

そんな、理想のセカンドキャリアです。
わがままに聞こえるでしょうか?でも、人生の後半戦くらい、そんな夢を追いかけたっていいじゃないか。そう思うんです。

これって、僕だけの悩み? それとも…

会社の若い後輩たちが、昔の僕のようにがむしゃらに働いているのを見ると、「よくやるなぁ」と、少しだけ冷静な自分もいます。もちろん、それが彼らの生きがいなら、心から応援したい。

でも、もし彼らが少しでも今の生き方に疑問や疲れを感じているなら…
「なあ、人生のフェーズをちょっとだけ後ろにずらしてさ、新しい自分の居場所を探す時間も大切だよ」なんて、そっと伝えたくなってしまう。

…いけませんね。これじゃ完全に「教えたがりおじさん」です。

でも、本当に知りたいんです。
40歳を過ぎて、同じ仕事を続ける中で、言いようのない違和感や焦りを抱えているのって、僕だけなんでしょうか?

向き合えない「中年の危機」、その正体

気になって「中年の危機」なんて言葉を調べてみたら、面白い記述を見つけました。
この問題から目をそむけてしまうのには、3つの大きな壁があるそうです。

  1. わからない(何に悩んでいるのか、自分でもよくわからない)
  2. 話したくない(弱みを見せたくない、プライドが邪魔をする)
  3. 認めたくない(自分が「危機」だなんて、到底認めたくない)

これを読んだ時、思わず「それだ!」と膝を打ちました。
僕も、そして多くの人も、目の前の仕事という「セカンドプレイス」に没頭することで、未来という本当に向き合うべき問題から、無意識に逃げているのかもしれません。

変化は痛い。でも、それでも進むんだ

正直に告白します。
仕事は昔のように集中できないし、ぶっちゃけ辛いし、面倒だと感じることも増えました。

でも、それ以上に辛いのは、将来への漠然とした不安や、「これまで築き上げてきたものが、全部崩れちゃうんじゃないか?」という恐怖と向き合うことです。本当に、胸が張り裂けそうになるそんな喪失感。

それでも、僕は信じたい。
この痛みや変化とちゃんと向き合うことこそが、次のステージへ進むために、絶対に不可欠なプロセスなんだと。

もし、あなたも同じような気持ちを少しでも抱えているなら。
僕たちは、同じ船に乗る仲間なのかもしれませんね。

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