40歳の焦り
銀シャリ橋本直さんが、40歳を過ぎて感じた焦りから、仕事と人生の価値観を大きく転換させた経験について語った動画の要約です。
20代:ひたすら「売れる」ことを追い求めた時代
- 芸人としてのサバイバル:
橋本さんは、20代の頃は「とにかく芸人を辞めない」「これでご飯を食べていく」という強い意志を持っていました。そのため、目の前の仕事にがむしゃらに取り組みました。 - 仕事漬けの日々:
彼にとって「売れる」とは、世間での認知度を上げ、収入を増やすこと、そして自分の地位を高めることでした。この目標のために、ひたすら走り続けていました。当時はほとんど休みなく、仕事に明け暮れる毎日でした。プライベートな時間も犠牲にし、常に仕事のことを考えていました。
- 自分の人生を「人質にしている」という表現からもわかるように、仕事のために自分自身の欲求や感情を後回しにする傾向がありました。
40歳:立ち止まり、自己を見つめ直す転換期
- 焦燥感の芽生え:
40歳を過ぎ、結婚や家族を持つというライフイベントを経験したことで、自分の生き方について深く考えるようになりました。「このままでいいのか?」という疑問が生まれました。 - 「銀シャリ橋本」としての厚みの欠如:
仕事は順調に進んでいるように見えたものの、内面では「銀シャリ橋本」としての深みが不足していると感じました。「素の”橋本直”としての厚みが何もないことに気づいた」 芸人としての成功と個人の幸せは両立していると思い込んでいましたが、実際には乖離していることに気づきました。
当初は、後輩芸人の活躍に嫉妬や焦りを感じていましたが、年齢を重ねるにつれて、他人と比較することの無意味さに気づきました。それぞれが違う道を歩んでいるのだから、自分は自分だと割り切れるようになり他者との比較から解放されました
変革:自分と対話する旅、そして丁寧な暮らしへ
- 一人旅:自分と向き合う時間:
一人旅は、観光目的ではなく、自分と向き合い、ゆっくりと考えるためのものでした。日常から離れ、静かな環境で自分自身と対話することで、新たな気づきを得ました。思考を可視化するツールとして 頭の中にある考えをノートに書き出すことで、自分の思考を整理し、客観的に見つめ直すことができました。 - 仕事観の変化:
- 「いただく仕事」と「ときめく仕事」の区別: 頼まれた仕事をただこなすだけでなく、自分の心がときめく仕事を選ぶように意識するようになりました。
- 「やらされている仕事」との向き合い方: 求められることと、自分がやりたいことのバランスを考え、本当に必要な仕事を見極めるようになりました。
- 仕事のアップデート: 今までと同じやり方ではなく、新しいやり方を模索し、仕事の質を向上させようとするようになりました。
- 「山登り」のメタファー: これまでの仕事のやり方を「1つのルートで山を登る」ことに例え、視野を広げ、様々なルートで山に登るように、仕事にも多様なアプローチが必要だと考えるようになりました。体力だけでなく、精神的な余裕も必要だと認識し、無理せず休む時間を作るように心がけました。
- インプットの重要性: アウトプットするためにはインプットが必要だと考え、本を読んだり、美術館に行ったり、他のジャンルのエンタメに触れるなど、様々な形で知識や感性を磨くようになりました。
日常生活を丁寧に過ごすことを意識し、ゆっくりと時間をかけて物事を考えるように心がけました。今まで積み上げてきたものを土台とし、さらに自分の力を高めることを意識するようになりました。
過去の盲腸手術の経験からの学び
- 過去の決断: 過去に盲腸の手術をするか、薬で散らすかの選択を迫られた際、手術を選んだ経験から、チャンスを逃さないために、リスクを恐れず、積極的に選択することが大切だと学びました。
- 自己犠牲からの脱却: 当時の決断は、仕事のために自分の体を犠牲にしていたからこその選択でした。しかし、今はそれとは違う価値観を持てるようになったと語っています。
自分との対話の重要性
まとめ
この動画は、橋本さんが40歳を過ぎて経験した、価値観の大きな転換を詳細に語っています。
橋本さんは、40歳を機に、それまで「売れる」ことだけを追い求めてきた生き方を見つめ直し、自分自身と向き合う時間を作りました。その結果、自分の本当にやりたいことが明確になり、より丁寧な暮らしを心がけるようになりました。また、他人との比較ではなく、自分自身の成長に目を向けることの大切さを語っています。過去の経験を踏まえ、リスクを恐れず、チャンスを掴むための決断を積極的に行うようになりました。
忙しい毎日の中で自分の価値観を見失っている人や、将来に不安を感じている人にとって、立ち止まって自分自身と向き合うきっかけを与えてくれる内容となっています。

