中年の危機!「ミッドライフ・クライシス」を乗り切る方法【精神科医・樺沢紫苑】

この動画では、精神科医の樺沢紫苑先生が、中年期に訪れる「ミッドライフ・クライシス(中年の危機)」について解説しています。この危機は、単なる「年齢的なもの」ではなく、心身両面に影響を及ぼす複雑な現象であり、男女でその現れ方に違いがあることを指摘しています。

中年の危機(ミッドライフ・クライシス)とその乗り越え方

中年の危機とは?

女性の場合:
  • 子育てが一段落し、子供が独立する時期に、人生の目標喪失感を感じやすい。
  • 更年期と重なり、心身の不調が出やすい。

女性の場合、子供たちが成長し独立していく時期と重なり、長年中心だった子育てという目標を失うことで、喪失感に陥りやすくなります。また、更年期のホルモンバランスの変化も重なり、心身の不調が現れやすいため、より危機的な状況に陥りやすいと解説しています。

男性の場合
  • 定年が近づき、仕事での目標を見失いやすい。
  • 男性ホルモンの減少による気力・体力の低下、うつ症状が出やすい。

一方、男性の場合、仕事中心の生活を送ってきた人が多く、定年退職が近づくにつれて「自分の人生は何だったのだろうか」という疑問を抱きやすくなります。また、男性ホルモンの減少も加わり、気力や体力が低下し、うつ症状につながることもあります。

中年の危機を乗り越えるための3つのポイント

1:人生の目的を定める

  • 子育てや仕事以外の、人生を楽しむ目標や趣味を持つ。
  • 若い頃から趣味を持ち、没入できるものを見つける。
  • 老後も楽しめる目標を設定し、ワクワクした気持ちを持つ。

この中年の危機を乗り越えるためには、まず人生の目標を再定義することが重要だと述べています。特に、これまで子育てや仕事に集中してきた人は、それら以外の「人生を楽しむ」という目標を持つ必要があると説きます。趣味や娯楽、老後を楽しく過ごすための計画など、自分がワクワクできることを見つけることが大切です。


2:心身を整える

  1. 睡眠、運動、朝散歩など、健康的な生活習慣を実践する。
  2. 中強度の運動を週120分行うことが、健康維持の秘訣。
  3. 睡眠と運動は、成長ホルモンを分泌させ、老化を予防する効果がある。

次に、心身を整えることの重要性を強調しています。良質な睡眠、定期的な運動、朝の散歩といった健康的な習慣を実践することで、体力や気力を維持し、精神的な安定にも繋がると述べています。特に、運動によって分泌される成長ホルモンは、老化を予防する効果があるため、積極的に取り組むべきだと勧めています。


3:夫婦関係を見直す

  1. 夫婦で楽しめる趣味や娯楽を見つける。
  2. 子育てや仕事中心だった生活から、夫婦でのコミュニケーションを大切にする。
  3. 夫婦の協力は、オキシトシンを分泌させ、心身の健康に良い影響を与える。
  4. 熟年離婚は男性の寿命を縮める可能性があるため注意が必要。

そして、夫婦関係の見直しも大切だと説いています。子育てや仕事で忙しかった時期には、夫婦間のコミュニケーションが不足しがちですが、お互いを支え合い、共に楽しめる趣味や活動を見つけることで、絆を深めることができると述べています。特に、男性は離婚すると寿命が縮むというデータもあるため、夫婦で協力して危機を乗り越えることが重要だと強調しています。夫婦関係によるオキシトシンの分泌は、癒やしと老化予防にも効果があるとのことです。


人生のやり直しについて

  • 何歳からでも遅くない。脳は成長し続ける。
  • 過去の無駄だったと感じる経験も、自己成長のエネルギーになる。
  • 大人は若い頃よりも効率的に学習できる。
  • 医師だった動画投稿者自身も、42歳から新たな活動を始め、成功を収めた。

さらに、人生のやり直しについて、何歳からでも遅くないということを強調しています。脳は常に成長し続けるため、過去の失敗や後悔にとらわれず、新しいことに挑戦する意欲を持つことが大切です。特に、大人は、経験や知識を活かして効率的に学習できるため、若い頃よりも早く目標を達成できる可能性もあると指摘しています。

50歳からの人生について

  • 50歳をどう捉えるかは、今後の人生に対するイメージで変わる。
  • 健康的な生活習慣を実践し、病気になるリスクを減らすことが重要。
  • 実年齢よりも、体力、気力、集中力、記憶力などの活動年齢が重要。
  • 年齢を重ねることは、失うものばかりではなく、知識や経験、経済的な余裕を得るチャンスでもある。
  • 自己成長を続け、インプット、アウトプット、フィードバックを繰り返すことで、より豊かな人生を送ることができる。
  • 20代の10年と50代の10年は意味が違う。50代からの10年をより豊かにするためには、自己成長が重要。

最後に、50歳からの人生について言及しています。50歳を人生の終盤と捉えるのではなく、これまでの経験と知識を活かし、より豊かな人生を送るための新たなスタート地点と考えるべきだと述べます。年齢を重ねることは、失うものばかりではなく、経済的な余裕や人脈を築く機会にもなります。自己成長を続け、インプット、アウトプット、フィードバックを繰り返すことで、年齢に関わらず、心身共に若々しく、充実した生活を送ることが可能だと力説しています。20代の10年と50代の10年は全く違う質のもので、50代からの10年を20代以上に豊かにできる可能性も示唆しています

まとめ

中年の危機は誰にでも訪れる可能性があるが、人生の目的を定め、心身を整え、夫婦関係を見直すことで、乗り越えることができる。年齢を重ねることを恐れるのではなく、自己成長を続け、より豊かな人生を送ることを目指すべきである。
要するに、中年の危機は誰にでも起こり得るものですが、この時期をどのように過ごすかで、その後の人生が大きく変わると言えます。大切なのは、過去にとらわれず、常に前向きな気持ちで自己成長を続け、新しいことへチャレンジしていくこと、そして、健康的な生活を心がけ、周囲との絆を大切にすることだと、この動画は教えてくれています。
タイトルとURLをコピーしました