6つの脳内物質
人間の脳内に存在する6つの神経伝達物質
(ドーパミン、オキシトシン、セロトニン、コルチゾール、エンドルフィン、テストステロン)がどのように私たちの思考や行動に影響を与えるかを解説しています。また、これらの神経伝達物質を効果的に活用する方法についても紹介されています。
ドーパミンの落とし穴
ドーパミンは、私たちにやる気やモチベーションを与え、行動を起こすためのエネルギーを提供する神経伝達物質です。しかし、ドーパミンには落とし穴があります。ドーパミンは、活動前や活動中に分泌されますが、活動後は分泌量が減少します。そのため、同じ刺激を繰り返し受けると、次第にドーパミンが分泌されなくなり、やる気が低下してしまうのです。現代社会では、SNSやゲーム、甘いお菓子など、ドーパミンを刺激するものが多く存在するため、知らないうちにドーパミンが枯渇してしまい、無気力や精神的な不安定さを引き起こしてしまう可能性があります。
ドーパミンをうまく使いこなす
ドーパミンには「クイックドーパミン」と「スロードーパミン」の2種類があることを覚えておきましょう。クイックドーパミンは、ゲームやSNS、甘いお菓子など、手軽な活動によって分泌されますが、効果は短時間しか続きません。一方、スロードーパミンは、知識やスキルを身につけたり、運動をしたり、性行為を行うなど、将来的な目標に向けた活動によって分泌されます。効果は長続きし、幸福感や充実感をもたらします。
ドーパミンをうまく活用するためには、クイックドーパミンとスロードーパミンのバランスを保つことが大切です。目安としては、クイックドーパミンとスロードーパミンの比率を20対80にするようにしましょう。クイックドーパミンを過剰に摂取すると、ドーパミンが枯渇しやすくなり、スロードーパミンを分泌する活動への意欲が低下してしまいます。
ドーパミンを活用するための具体的な方法
「ドーパミン重ねをやめる」
ドーパミン重ねとは、複数のドーパミン刺激を同時に受け続けることです。例えば、動画を見ながらゲームをしたり、お菓子を食べたりすることがドーパミン重ねに該当します。ドーパミン重ねは、ドーパミンを枯渇させやすく、幸福感や充実感を減退させてしまいます。そのため、ドーパミン重ねをやめることで、ドーパミンを効果的に活用することができます。
「ドーパミンを分割する」
ドーパミンを分割するとは、ドーパミン刺激を一度にではなく、少しずつ分けて受けることです。例えば、ドラマを見る場合は、一気に見るのではなく、1話ずつ時間を開けて見ることで、ドーパミンを分割することができます。また、欲しいものがあった場合でも、すぐに買わずに情報収集や比較検討を行うことで、ドーパミンを分割することができます。ドーパミンを分割することで、ドーパミンが枯渇するのを防ぎ、幸福感を長続きさせることができます。
「ドーパミン依存症を避ける」
ドーパミン依存症とは、ドーパミンを過剰に摂取し続けることで、ドーパミンが枯渇し、無気力や精神的な不安定さを引き起こす状態です。ドーパミン依存症を避けるためには、週末は運動や読書、大切な人との時間を楽しむなど、スロードーパミンを分泌する活動を多く行うようにしましょう。そうすることで、クイックドーパミンとスロードーパミンのバランスを保ち、ドーパミン依存症を予防することができます。
ドーパミンをうまく使いこなすためには、クイックドーパミンとスロードーパミンのバランスを保つことが大切です。また、ドーパミン重ねをやめたり、ドーパミンを分割したり、ドーパミン依存症を避けることも効果的です。これらの方法を実践することで、ドーパミンを味方につけて、幸福感や充実感を手に入れることができます。
3点まとめ
- ドーパミンは、やる気やモチベーションを与える神経伝達物質であるが、過剰摂取すると枯渇しやすくなる。
- ドーパミンをうまく活用するためには、クイックドーパミンとスロードーパミンのバランスを保つことが大切である。
- ドーパミン重ねをやめたり、ドーパミンを分割したり、ドーパミン依存症を避けることで、ドーパミンを効果的に活用することができる。

